特許庁の2021年度知財アクセラレーションプログラム「IPAS2021」支援先に採択

クライオ電子顕微鏡を用いた構造解析に関する独自の技術プラットフォームを活かして創薬に新たな価値の創出を目指す株式会社キュライオ(代表取締役CEO:中井基樹、本社:東京都新宿区、以下「キュライオ」)は、特許庁による2021年度知財アクセラレーションプログラム「IP Acceleration program for Startups(以下IPAS)」に採択されたことをお知らせいたします。

キュライオは、クライオ電子顕微鏡測定のための試料調製やグリッド作製、3次元構造解析に独自のノウハウを有しており、難易度の高いタンパク質やタンパク質複合体の構造解析に強みがあります。今後、IPASを通して、より高度な知財戦略の構築を行い、基幹技術を活用した事業のさらなる加速を目指してまいります。

 

知財アクセラレーションプログラム(IPAS)について

IPASでは、スタートアップの成長を加速させるための知財戦略構築を支援します。

スタートアップにとっては、革新的な技術やアイデアといった知的財産自体が競争力の源泉です。しかしながら、これら知財を活用し成長につなげるための知財戦略をもたないまま、ビジネスを進めてしまうケースは少なくありません。このため、技術・アイデアの流出、模倣品の出現や収益化の失敗などが起こり、競争力を失ってしまうことが課題です。

本プログラムでは、参加スタートアップの課題・支援ニーズに対応した知識、スキルを持つビジネス専門家と知財専門家からなる「知財メンタリングチーム」を組織します。知財メンタリングチームは、参加スタートアップとの約5か月間のメンタリングを通じて、事業戦略の診断・ブラッシュアップを行い、事業戦略に連動した知財戦略の構築を支援します。これにより、スタートアップが知財を戦略的に活用し、競争力を失うことなく成長を加速させていくことを全面的に後押しします。
IPAS2021には104社から応募があり、書類審査、面談審査、プレゼンテーション審査を経て、支援先企業として20社を決定しました。

 

株式会社キュライオについて

当社は、2019年にクライオ電子顕微鏡による構造解析技術に特化した企業として2019年8月に設立されました。独自の解析ノウハウを用いた世界最高水準の構造解析精度が強みで、現在は構造解析ベース創薬(Structure-Based Drug Discovery)事業を展開しています。

「科学の力で、より安心で健康な人生の実現へ」の会社理念の下、人々に画期的新薬を提供する事を使命とし、製薬会社や大学研究室との共同研究も積極的に取り組んでおります。

代表者 :代表取締役CEO 中井 基樹
オフィス所在地 :東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟357号室
設立日 :2019年8月
URL   :https://curreio.com/
事業内容:クライオ電子顕微鏡による構造解析技術を活用した構造解析ベース創薬事業の展開

【本リリースに関するお問い合わせ先】

株式会社キュライオ
TEL:070-3305-0805
info@curreio.com