クライオ電子顕微鏡(Cryo-Electron Microscopy)による精細なタンパク質構造情報をベースとした医薬品の創製
当社は2019年に設立され、近年多大なる注目を浴びているクライオ電子顕微鏡単粒子解析法における創薬への応用を研究開発してまいりました。この先進的な技術を使いこなす事によって当社は医薬品の創製を通じてより安心で健康な人生の実現に貢献してまいります。
キュライオのビジネスモデル
キュライオ独自技術
当社は標的タンパク質の発現から構造解析まで幅広く当社独自の技術を確立しており、グローバルにおいてもトップレベルのクライオ電子顕微鏡による構造解析及び創薬プラットフォームの実用化が可能となっております。
- クライオ電子顕微鏡単粒子解析に適した純度の高いタンパク質精製法
- 様々な標的タンパク質に対応可能なグリッドスクリーニング法
- 低分子量タンパク質のクライオ電子顕微鏡による解析法(特許出願予定)
*1~2は当社固有のノウハウとして申請済
これらの技術を駆使する事により、当社は創業以来10個以上の新規タンパク質構造の同定に成功しています。さらに、これらは固有のタンパク質ファミリーに限定されることなく幅広いタンパク質の構造解析に対応する実績を積み上げてきております。
例:膜タンパク質(GPCRs、Channels、Receptors)、Kinaseなど
また、これら当社のプラットフォーム技術と非常に相性のよい計算化学やAI創薬を織り交ぜる事によって、より効率的に目的となる化合物の特定を行える技術開発を進めております。
クライオ電子顕微鏡及び単粒子解析法に関しては下記リンクをご参照ください。
クライオ電子顕微鏡とは?
Curreio Cryo-EM Cycle
Curreio Cryo-EM Cycleは、クライオ電子顕微鏡単粒子解析法を主に使った新しいスクリーニング方法です。キュライオ独自技術でもご紹介したとおり、当社は標的タンパク質の発現から化合物との複合体解析まで幅広くクライオ電子顕微鏡に必要なオペレーションのスペシャリストです。今まで見えなかったものを可視化することにより、効率的・効果的に標的タンパク質に適した化合物のデザインを行っています。
Curreio Cryo-EM Cycleはヒット化合物、リード化合物の探索にあたる基礎研究だけではなく、創薬における幅広いシーンでその効果が発揮されると考えられています。非臨床や臨床ステージにおいても、薬効薬理、毒性、作用機序など含め可視化することにより迅速に問題点を解明しプロジェクトのレスキューが可能となります。
事業拠点
本社オフィス:東京大学南研究棟
バイオラボ拠点:東京大学アントレプレナープラザ
合成化学拠点:湘南ヘルスイノベーションパーク
弊社クライオ電子顕微鏡に関連する研究実績のご紹介 (弊社取締役の研究実績を含む)