社外取締役、濡木理氏が第26回慶應医学賞を受賞
社外取締役の濡木理氏が、医学界で顕著な業績を挙げ優れた貢献を果たされた研究者に授与される慶應医学賞を受章しました。
濡木氏は主にクライオ電子顕微鏡単粒子解析法を用いて生命活動で重要な機能分子の立体構造や作用機構を解明した実績を受け、この度慶應医学賞の受賞となりました。今回の受賞は、クライオ電子顕微鏡を用いた構造解析ベース創薬(Structure-Based Drug Discovery)事業を行っているキュライオとしても大変喜ばしいニュースとなりました。
キュライオは引続き、濡木氏と共に「科学の力で、より安心で健康な人生の実現へ」の会社理念の下、人々に画期的新薬を提供する事を使命とし、成長してまいります。
慶應医学賞
https://www.ms-fund.keio.ac.jp/prize/
【濡木理氏プロフィール】
X線結晶構造解析およびクライオ電子顕微鏡を用いてタンパク質・核酸の立体構造研究を行う構造生物学者。
1988-1993年の東京大学大学院、助手、助教授時代に、アミノアシルtRNA合成酵素やtRNA修飾酵素の立体構造、分子機構を解明。
2003年に東京工業大学で教授として独立し、膜チャネルの構造機能研究を開始。
その後2008年に東京大学医科学研究所教授就任を経て2010年に現在の東京大学大学院理学系研究科の教授に就任、膜輸送体、GPCRの構造機能研究と並行して、RNA干渉やCRISPR-Casによるゲノム編集のプロジェクトを始める。
2016年にゲノム編集創薬ベンチャー、EdiGENE(現株式会社モダリス)を設立。 現在の主な研究テーマは物理刺激で開閉するチャネルの分子機構の解明。
主な受賞は、平成11年 日本結晶学会進歩賞、平成19年 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)、平成20年 日本学術振興会賞、平成21年 持田記念学術賞、平成22年 第18回木原記念財団学術賞、平成23年 第27回井上学術賞、平成23年日本結晶学会学術賞、平成26年 上原賞、平成26年 武田医学賞、平成30年 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)、平成30年 紫綬褒章、令和3年 慶應医学賞。
株式会社キュライオについて
当社は、2019年にクライオ電子顕微鏡による構造解析技術に特化した企業として2019年8月に設立されました。独自の解析ノウハウを用いた世界最高水準の構造解析精度が強みで、現在は構造解析ベース創薬(Structure-Based Drug Discovery)事業を展開しています。
「科学の力で、より安心で健康な人生の実現へ」の会社理念の下、人々に画期的新薬を提供する事を使命とし、製薬会社や大学研究室との共同研究も積極的に取り組んでおります。
代表者 :代表取締役CEO 中井 基樹
オフィス所在地 :東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟357号室
設立日 :2019年8月
URL :https://curreio.com/
事業内容:クライオ電子顕微鏡による構造解析技術を活用した構造解析ベース創薬事業の展開