当社社員執筆の論文が掲載されました
当社主席研究員である木瀬らによる論文「Iドメインを含むインテグリンαEβ7のクライオ電子顕微鏡構造(Cryo-EM structure of I domain-containing integrin αEβ7)」がBiochemical and Biophysical Research Communications誌に掲載されました。
当社が誇る高いクライオ電子顕微鏡単粒子解析法技術を用いたことにより、迅速にintegrin αEβ7の構造決定を達成しております。今回の構造決定により以下ハイライトに記載している事項が新たに確認され、本領域における創薬開発の発展に貢献できると考えております。
ハイライト
- インテグリンαEβ7のクライオ電子顕微鏡構造が決定された
- 不活性インテグリンαEβ7は、予測が難しい半分曲がった構造である
- α-I ドメインは、ヘッドドメインとの相互作用を通じて位置的に安定している
- アポ構造は生理学的状態を強く反映する
- クライオ電子顕微鏡構造は次世代のインテグリン創薬を加速させると予測できる
掲載された論文は下記リンクにて閲覧可能となっております。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006291X24006570